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Posted by ミリタリーブログ at

2012年03月04日

HH-60G Pave Hawk

ボーイング社とのUTTAS競争を勝ち抜いたシコルスキー・エアクラフト社によって開発された戦術輸送ヘリコプター、UH-60A。

通称Black Hawk(ブラックホーク)と呼ばれるこのヘリコプターが、米陸軍において正式運用が開始されたのが1979年。その後も様々な派生型が生まれながら、実に30年以上の長きに渡って運用され続けています。



このロングセラー機を、戦闘捜索救難ヘリコプターとして空軍向けに改修した派生型のひとつが、HH-60G Pave Hawk(ペイブホーク)。戦闘捜索救難はもちろん、災害時などの救難救助、航空患者の病院搬送など、様々な任務に使用されています。



Pararescueの主な移動手段として使われるHH-60G。

元々の目的である荷室の充実はもちろん、空中給油用のプローブ、大容量の燃料タンク、通信、航法、電子機器の強化等など、とにかく多機能です。私は元々MH-60シリーズが好きだった事もあり、機体のあちこちに追加された装備によって、物々しい姿に変貌したHH-60Gは非常に魅力的です。



日本では、沖縄県の嘉手納基地駐屯、第18航空団の33rd Rescue Squadron がHH-60Gを運用しており、近頃ではアフガニスタンにも派遣されていました。33rd RQSの人員は、機体運用に関わるパイロット、ドアガナー、整備士を中心に編成されており、Pararescue隊員は在籍しておりません。そのため、外部のRQSから隊員が搭乗して運用されます。

ずいぶんと長くなってしまいました。
HH-60Gとその運用についてはまた改めて触れて行きたいと思います。





  

Posted by ヨッシ at 22:40Comments(0)ミリタリー