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Posted by ミリタリーブログ at

2011年10月31日

Angel Thunder 2011 ③

Angel Thunder 2011関連の話題、ラストです。



48 RQSから演習に参加している隊員の肩に貼られているのはPEDRO 66のパッチ。昨年、アフガニスタンにて不朽の自由作戦に参加していた66 RQSのHH-60(コールサイン"PEDRO 66")が墜落、搭乗していた隊員が失われました。その後、追悼の意を込めてこのパッチを身に付ける隊員が各所で見られます。




OPS-COREのバリスティックヘルメットにWILCOXのL4G25をセットしています。最近のPararescueの頭部を守るヘルメットはOPS-CORE製品が大方を占めていますね。バリスティック、カーボン、どちらも良く見かけるようになりました。また、メインアームのM4に取り付けられた光学機器とそのレイアウトがかなり渋いです。




日頃の絶え間ない訓練が実戦に活かされるのは疑いありませんが、今回のように、自然災害を想定した救助プログラムと、そこで培われた技術もまた、国民から期待される重要な技術と言えるかもしれません。
  

Posted by ヨッシ at 01:47Comments(1)ミリタリー

2011年10月27日

Angel Thunder 2011 ②

前回に続いてAngel Thunder 2011の話題です。

世界最大規模と言われるこのCSAR演習は、アリゾナのDAVIS MONTHAN AFB(ディビスモンサン空軍基地)をベースに行われました。ディビスモンサンといえば退役した航空機や、予備機として使用されないままの航空機の保管場所として、別名「世界最大の航空機墓場」として有名な敷地を持つ場所でもあります。



折しもアメリカではハリケーン「アイリーン」の甚大な被害を経験したばかり。Angel Thunder 2011を取材した記事を読み進めていくと、「戦闘捜索救難」だけでなく「災害救助」も強く意識した演習プログラムになっていたことが伺えます。





こちらは私の好きな部隊のひとつ、48th RQSに所属する隊員。彼は地震災害を想定した災害救助訓練に挑んでいます。肩に貼られている、前足を高々と上げるペガサスの絵柄と、Valor and honor、「勇気と名誉」の文字をあしらったパッチが目を引きます。




さて、次回もAngel Thunder 2011関連の話題です。もうしばしお付き合いくださいませ。

  

Posted by ヨッシ at 00:47Comments(0)ミリタリー

2011年10月23日

Angel Thunder 2011 ①

2011年10月上旬から約2週間に渡って行われたAngel Thunder 2011。今年で5回目の開催となるこの演習は、参加将兵1400名以上を数える大規模な戦闘捜索救難(CSAR)演習です。




各地の空軍基地から、HH-60、CH-47をはじめとする航空部隊と共に演習に参加する隊員達。更には16カ国に上るアメリカの友好国からも多数のMEDIC関係者が参加しています。彼らが身に付けてくる装備は限りなく実戦に近いものであり、非常に興味深いものがあります。



LBT-6094にポーチ類、小物を所狭しとレイアウトしている隊員。M9コンパス、止血帯、肩口にむき出しのBENCHMADEカッター。NEXUSのPTTにはスイッチ部分にカップを取り付けテープを巻いて、無用にスイッチを押すことのないよう工夫してあります。

この隊員の場合は災害救助を想定してのレイアウトと言えそうです、銃も携帯していません。しかし、最近のPararescueの傾向と言ってしまって良いものか悩みますが、戦闘時も弾薬をあまり持ち運びませんね。もちろん現場の状況に応じて携行数もポーチレイアウトも変化するかとは思いますが、それにしても軽装に思えます。



Angel Thunder 2011については、引き続き数回に渡って触れて行きたいと思います。
  

Posted by ヨッシ at 20:04Comments(0)ミリタリー

2011年10月16日

Training style

仕事の合間を縫って、CQB FIELD BUDDYへ行ってきました。

前日の帰宅が深夜1時で明朝6時起き、さらには大雨の予報と、マイナス条件てんこ盛りでしたが、現地に着いてみれば雨も止み、涼しくて絶好の環境でCQBを満喫。

ゲーム展開が非常に早く、休憩時間も短めなアップテンポの回しの中、参加者達は私を含め和気藹々と楽しく遊ばせて頂きました。

今回は残念ながら写真がほとんど撮れなかったので、1枚だけ掲載します。



トレーニングスタイルのPararescueです。ウッドランド上下とParacleteのHPCをメインに、シンプルにまとめてみました。

さて、いよいよ大きなイベントが目前に迫っています。AFSOC装備での参加は決まっておりますが、メジャー系で行くか、どマイナーで行くか…しばらく悩みそうです。
  

Posted by ヨッシ at 18:52Comments(0)ミリタリー

2011年10月09日

Joint terminal attack controller

JTAC(Joint terminal attack controller)。現代の戦場において、攻撃目標に対する航空戦力を遺憾無く発揮するためには、航空機の誘導、目標指示、トラブル発生時の対応など、様々な専門知識と技量を持った兵が必要とされます。その一翼を担っているのが、航空戦力運用の資格を持ったJTACです。



かつてはアメリカ空軍から選出、または志願された隊員を中心として、ネバダ州のネリス空軍基地ほか、主要コマンド基地で養成されてきたJTACも、今やアメリカ四軍にとどまらず、オーストラリア空軍をはじめ欧州各国の軍隊で資格取得者が増えつつあります。



その背景には、中東における戦闘の長期化と戦線の拡大だけでなく、小規模な部隊運用方式において要求される人員数に対して、資格取得者数が追いついていないという実情があるようです。



不用意な目標誘導によって起こる誤射爆を抑えるためにも、専門知識を持った技術兵を部隊に随伴させるのは急務であるという認識の下に、現在もJTAC養成プログラムは継続されています。



JTACの資格取得プログラムや、その装備についても近々触れていくつもりです。
  

Posted by ヨッシ at 22:21Comments(0)ミリタリー